「プキこぼれ話」は2011年11月から2012年3月まで、亜紀書房ZERO事業部のwebに掲載されていたコミックエッセイ「飼い主、犬の手足になる!要介護犬プキとの2300日」の「こぼれ話」を加筆修正したものです。

プキとの介護生活・こぼれ話〈その4〉


小さい声で、その後


散歩やおしっこの前にワニ顔で「ギャウギャウ」と大声でわめく(要求する)プキに、「その声かわいくない。小さい声で」と言うと、小さい声でかわいく「アオ」と鳴く悩殺技を18才で会得し、母とわたしの心をわしづかみにした話は本編に描きましたが、今回は小さい声で「アオ」と鳴いたその後のさらにかわいいお話です。

普段外に連れて行くと、おしっこの最中も「ギャーギャー(押さえたら、おちんちん痛いてーがや!)」、だっこしてるときも「ギャウギャウ(散歩するぞ!歩くぞ!)」、支え歩きでわたしの足にプキの首を引っかけている時も「ウギャギャギャー(もう!なんで引っかからん!ヘタクソ!)」と夜中でもわめきまくるプキですが・・・

小さい声で「アオ」と鳴いた後、外に連れて行くと・・・
おしっこの最中も「アオ」、
水を飲んでるときも「アオ」、
足に首を引っかけている時も「アオ」。

小さい声1

外にいる間、ずーーーーーーっと小さい声で「アオ」を継続してくれるのです。
それはそれは天使のようにかわいく、「ずーっと起きとってもいいよ」と言いたくなるほどなのです。
この「アオ」継続プキを知っているのは、真夜中担当のわたしだけだったことがあとでわかり、その話を聞いた母は「うそ〜〜〜!なにそれ!かわいいがね!あんでアンタの時だけっ!」と悔しがっていました。
真夜中担当の手足(わたし)にプキからの特別ご褒美だったんでしょうか?

※ちなみに・・・ギャウ!が10の音量だとすると、アオは0.5〜1くらいのささやきです。



スペシャル小さい声で

「小さい声で」の鳴き始めに時々、「・・・」無言で口だけパクッとあけることがありました。

小さい声2

「声出とらんよ」と指摘するんですが、なおも「・・・」声はなく口パク。
一生懸命答えようとして、声がついていかないのがまたかわいい・・・。
結局なにをやってもかわいいんです。
思い出してもかわいいので、今回普段ほとんど使わない「ピンク」をたくさん使って描いてしまいました・・・。


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